女性を米国の売春店に斡旋したとして、警視庁保安課は職業安定法違反の疑いで、韓国籍のスカウト、鄭英和容疑者(40)=大阪市生野区田島=を逮捕した。容疑を否認している。
逮捕容疑は共謀の上、令和5年2月ごろ、大阪府内の路上で当時24歳の女性を勧誘し、同年4月ごろ、米国の売春店に斡旋したとしている。
同課によると鄭容疑者は、女性を日本国内の海外売春斡旋業者に紹介し、女性は米ワシントンDCで約1カ月間、219人を相手に売春を行ったとみられる。女性は観光目的として入国しており、観光名所を調べて入国審査時には旅行であることをアピールするよう斡旋業者から指示されたという。
斡旋業者の男らは求人サイトを構えるなどして海外売春の斡旋を行ったとして摘発され、有罪判決を受けている。