大阪・キタのホストクラブで売掛金を抱えた女性客をデリバリーヘルス(派遣型風俗店)に紹介したとして、大阪府警は29日、職業安定法違反(有害業務目的紹介)の疑いで、大阪市中央区の人材派遣会社「BANDE(バンデ)」代表取締役で韓国籍の朴大介(パク・テゲ)容疑者(30)=大阪市西区新町=やホスト、スカウトら計5人の男を逮捕したと発表した。
他に逮捕されたのは、同市中央区のホスト、拾井大翔(ひろい・たいし)容疑者(21)ら。
府警によると、バンデは全国の性風俗店とコネクションがあり、スカウトが集めた女性客を風俗店に紹介。女性客の売り上げのうち、10~20%をスカウトバック(紹介料)として受け取り、ホストらと分配していたとみられる。
逮捕容疑は共謀し、令和5年6月、ホストクラブの20代女性客を広島県東広島市のデリヘルに紹介したなどとしている。女性は約100万円の売掛金を抱えていたという。府警は29日未明、拾井容疑者が勤めていた大阪市北区のホストクラブを家宅捜索した。
政府は24日召集の通常国会に、スカウトバックの規制を盛り込んだ風営法改正案を提出する見通し。