弁護士になりすまして高齢女性から現金２００万円をだまし取ったなどとして、警視庁暴力団対策課は詐欺などの疑いで、住所不定、無職の窪田力輝（りき）容疑者（２３）と埼玉県久喜市の建設作業員の男（２０）を逮捕した。いずれも黙秘している。２人は埼玉県警が摘発した、カンボジア拠点の特殊詐欺グループの受け子を担っていたとみられている。
逮捕容疑は共謀の上、令和５年５～６月、熊本県の７０代女性宅に弁護士になりすまして電話をかけ、老人ホーム入居権に関するトラブル解決のためなどと噓を言い、現金２００万円を入れた荷物を東京都内の空き家に宅配便で送らせてだまし取ったなどとしている。
同課は２人のほか、これまでに関連する受け子グループとみられる少年ら１１人も逮捕している。