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解体中の旧中野区役所庁舎で銅線窃盗 容疑でベトナム人2人再逮捕、組織的犯行か

産経ニュース 2025年2月12日 17時27分

解体中の東京・旧中野区役所庁舎に侵入して銅線ケーブルなどを盗んだとして、警視庁捜査3課は12日、建造物侵入と窃盗の疑いで、いずれもベトナム国籍で、住所、職業不詳、レー・フー・ビン被告(25)と、住所不詳、無職、グエン・クイ・ビン被告(32)を再逮捕した。いずれも容疑を認めている。

2人は昨年12月、銅線ケーブルを盗む目的で千代田区大手町の旧気象庁庁舎に侵入したとして、建造物侵入容疑で逮捕、同罪などで起訴されていた。

再逮捕容疑は昨年11月16日6時半ごろ、中野区中野にある旧区役所庁舎の門の鍵を壊して侵入。地下2階の機械室と配電盤室で直径約2・4センチ、長さ約3メートルの銅線ケーブル12本と厚さ約5ミリ、幅約5センチ、長さ約3メートルの銅板25本の計37点(時価計約42万円相当)を盗んだとしている。

捜査3課によると、解体工事のため、ケーブルと銅板は壁などから外され、床にまとめておかれていたという。2人はケーブルから銅のみを切り取り、別の人物が運転する車で立ち去ったとみられる。交流サイト上で、他の人物と窃盗に関するやり取りをしていた。

同課は、昨年9月以降に都内で発生した同様の窃盗事件に2人が関与しているとみて、組織的犯行を視野に全容の解明を進める。

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