自作した偽造の警察手帳を見せて職務質問したとして、京都府警下京署は23日、偽造公記号使用容疑で、専修学校に通う男子生徒（17）＝京都市西京区＝を書類送検した。「警察官のかっこよさに憧れた。刑事として職務質問したかった」などと供述し、容疑を認めている。
書類送検容疑は昨年9月7日夜、京都市下京区の公園で警察官を装い、氏名や住所などを聞き出す目的で少年グループに声をかけ、偽造した警察手帳を示すなどしたとしている。
下京署によると、男子生徒は自ら同署に、「公園内で若者が騒いでいるから注意してほしい」と通報。警察官が少年グループを注意した後に私服刑事を装い、学生証を提示させるなどの職務質問をした。その際、少年から警察手帳を見せるように求められ、自作の手帳を見せたという。
少年グループの1人が男子生徒のことを知っており、この日に下京署に伝え、発覚した。