警視庁の機動隊員らが隊列を組んで行進する年始め恒例の年頭部隊出動訓練が10日、東京都新宿区の明治神宮外苑絵画館前で行われた。緒方禎己警視総監ら幹部が見守る中、1600人以上の警察官が整然とした動きを見せた。
訓練では音楽隊の演奏に合わせて、第1機動隊を先頭に総理大臣官邸警備隊や都警察情報通信部隊、機動捜査部隊など、首都の治安の前線を担う各部隊の警察官が行進。最後に航空隊が上空を編隊飛行した。
緒方総監は「気迫と団結をもって、それぞれの持ち場で任務に最善を尽くしてほしい」と訓示した。
昨年は元日に起きた能登半島地震の影響で、被災地に派遣された特殊救助隊などは不参加だったが今年は参加した。