生活保護費の前借りを断られたことに腹を立て、大阪市浪速区役所の職員に刃物を見せ、脅迫したとして大阪府警浪速署は24日、暴力行為等処罰法違反(集団的脅迫)の疑いで、大阪市浪速区敷津西の無職、溝上幸市容疑者(63)を逮捕した。容疑を認めている。
逮捕容疑は24日午前9時45分ごろ、浪速区役所内で生活支援課の50代の女性職員に対し、バタフライナイフ(刃渡り約9センチ)を振り上げ、脅迫したとしている。
同署などによると、溝上容疑者は生活保護費の前借りを求めて来庁したが、断られたことから、大声をあげながら職員にナイフを振り上げたという。
区役所の職員がさすまたで取り押さえ、身柄を確保。けが人はいなかった。