闇バイトによる住宅侵入事件が増える中、住民らの防犯意識を高めようと大阪府警西淀川署やダスキン(同府吹田市)などは16日、大阪市西淀川区の同区役所で防犯講話を開いた。同署の一日署長に委嘱された鍵職人でダスキンの「テクニカルアドバイザー」の玉置恭一さん(47)が演台に立ち、ダブルロックや窓ガラスへのフィルム設置など、防犯対策の重要性を訴えた。
玉置さんは鍵職人として鍵の交換や修理の経験をいかし、「鍵の開け方を知っているからこそ守り方も知っている」と防犯活動にも力を入れている。
約60人の市民らが集まった講話では、実際の窓ガラスを使って補助鍵や防犯フィルムの効果を確認。「犯人に『侵入できない』とあきらめさせる対策が必要。今はここまでやらないといけない時代だ」と述べ、注意を呼び掛けた。