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兵庫知事、夕食予約巡り「俺は知事だぞ」激怒は否定 多数のパワハラ言動指摘には「反省」

産経ニュース 2024年9月4日 20時30分

兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会調査特別委員会(百条委員会)が県職員に実施したアンケートの未集計分で、斎藤氏のパワハラを見聞きしたとの回答が5割超を占めたことを受け、斎藤氏は4日の定例会見で「言葉遣いや言動について反省している」などと述べた。百条委は近く、全ての集計結果を公表する予定。

アンケートは7月31日~8月14日に実施。関係者によると、このうち未集計だった8月5日以降の2096件をまとめた結果、斎藤氏のパワハラを見聞きしたとの回答は1052件だった。自由記述欄では、施策や事業を斎藤氏に説明する際に叱責されたとの回答が目立ち、出張先のホテルで職員が事前予約制の夕食を断わられたと伝えると、「俺は知事だぞ」と激怒したとの記載もあった。

この日の会見で斎藤氏は、予約を巡る激怒について「記憶はない」と否定。「(夕食の予約が)取れるか取れないか微妙だった。しっかり調整してもらうようお願いした」と釈明した。

百条委では5、6両日、斎藤氏の贈答品受領疑惑や告発文書を公益通報と扱わなかった対応について証人尋問を実施。斎藤氏や元副知事の片山安孝氏らが出頭する予定。

県議会最大会派の自民や、維新は証人尋問を踏まえ、斎藤氏への不信任決議案提出を含めた対応を協議する方針。斎藤氏は会見で「議会側の動きでコメントは難しいが、百条委や第三者機関の調査に対応していく」と述べるにとどめた。

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