トヨタの高級SUV「ランドクルーザープラド」を盗んだとして、警視庁と群馬県警の合同捜査本部は30日、窃盗の疑いで、いずれもブラジル国籍で職業不詳、タムラ・マルセロ・ミツハル容疑者(52)=群馬県大泉町、無職、ヤマネ・カマラ・フルヤ・レイリアネ容疑者(40)=同=を再逮捕した。調べに対し、タムラ容疑者は否認し、ヤマネ容疑者は認めている。
警視庁捜査3課によると、タムラ容疑者は実行役でヤマネ容疑者は運転役。車の外部から、エンジンを始動させる際などに使う特殊機器「CANインベーダー」を使用したとみている。
両容疑者は昨年4月以降、関東を中心に1都7県で約60件、総額2億1000万円相当のトヨタ製高級車の窃盗に関与したとみられる。ほかにも関与したメンバーがいるとみて、同課などが調べている。
再逮捕容疑は共謀して7日深夜、栃木県栃木市の男性(40)宅で、男性が所有するランドクルーザープラド(時価約400万円相当)を盗んだとしている。