北朝鮮に拉致された横田めぐみさん（59）＝拉致当時（13）＝を中心に、日本人拉致被害者とその家族の苦悩と闘いを描いた映画「めぐみへの誓い」の上映会（日本会議北海道拉致問題委員会主催）が16日午後6時から、札幌市中央区北1西2の時計台ホールで開かれる。入場無料。
映画は平成22年に初上演された舞台劇「めぐみへの誓い―奪還―」を基に、1日も早い被害者の帰国に向けた活動の一環として、クラウドファンディングを活用して制作された。令和3年に劇場公開され、その後も国内各地で上映会が行われているという。
これまで個人や有志らと上映会を企画してきた若狭亮子さんは「拉致被害を受けた方々は今も北朝鮮から戻ることができず、つらい思いをしている。少しでも多くの人にこの事実を知ってもらい、1日も早く帰国できるよう政府に動いてもらいたくて活動している」と話す。
活動を当初は小さな公民館などでも積極的に上映してきたといい、今回は「外国の方にも見てもらえるよう、英語字幕付きで上映する」という。
横田めぐみさんの中学1年生の時の同級生で、早期帰国に向けた活動をしている同級生の会の池田正樹代表によるミニ講演会も行われる。
問い合わせはメールアドレス ametsuchi39@gmail.com、または若狭さん 携帯電話090・3239・3558。（坂本隆浩）