石垣海上保安部は29日、日本の排他的経済水域(EEZ)で停船命令に応じず漁船で逃走したとして、漁業主権法違反(立ち入り検査忌避)容疑で、台湾出身の漁船船長、宋孟男(ソンモンナン)容疑者(57)を現行犯逮捕したと発表した。逮捕は28日。
逮捕容疑は28日午後6時ごろ、沖縄県与那国町の与那国島西方のEEZで、巡視船の停船命令を拒否して逃げ続けたとしている。
石垣海保によると、同日午後3時50分ごろ、与那国島西方の領海内で立ち入り検査を実施しようと巡視船で近づいたところ航行を開始し、約40分後に停船命令を出したが、そのまま逃走を続けたという。海上保安官が漁船に乗り移ってようやく停船させた。