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SNS型投資詐欺、逮捕者の大半が20代「打ち子」 異例の90人一斉摘発

産経ニュース 2024年7月24日 20時38分

交流サイト(SNS)を通じ投資名目で現金をだまし取る詐欺グループが一斉摘発された事件で、大阪府警は24日、詐欺や詐欺未遂容疑で、新たに男女82人を逮捕したと発表した。事件の逮捕者は19~45歳の計90人で異例の規模となった。大半が20代の若者という。

府警は他にも数人の逮捕状を取っており、詐欺グループの実態解明を進める。

グループは2つあり、大阪市内の4つのビルを拠点に、SNSで詐欺のメッセージを送る「打ち子」らが活動していたとみられる。

82人の逮捕容疑は4~7月、SNSで為替相場の変動を予想して投資する「バイナリーオプション」取引に絡み投資を持ちかけ、10~40代の男女4人に指導料名目で金をだまし取ろうとしたなどとしている。

23日に約470人の府警の捜査員が一斉捜索に入り、出入りしていたメンバーの身柄を確保。1つのグループの主犯格で大阪市西区の自称会社役員、山田吉彦(43)と同市浪速区の自称行政書士、島内大起(40)両容疑者ら8人を詐欺容疑で逮捕した。

また、24日朝までに別のグループのリーダー格である同市淀川区の職業不詳、高嶋恭平容疑者(24)ら4人を含む82人を逮捕した。

今年4月に府警に情報提供があり、捜査を進めていた。府警はスマートフォン計約1830台、パソコン計約60台、詐欺に関するマニュアルなどを押収しており、分析を進める方針。

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