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兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑は7項目 知事はいずれも否定、県議会の百条委員会で審議

産経ニュース 2024年9月2日 12時41分

兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題で、この告発文書には7項目の疑惑が記されていた。作成したのは元県西播磨県民局長の男性(7月7日に死亡)で、斎藤氏はいずれも否定している。県議会の調査特別委員会(百条委員会)が審議している。

審議の対象となる告発文書は4ページにわたり、(1)法人副理事長解任、(2)令和3年の知事選で知人に投票依頼、(3)商工会議所に投票依頼、(4)県内企業から高級コーヒーメーカー受領、(5)政治資金パーティー券の購入を強要、(6)補助金のキックバック、(7)県職員へのパワハラという7項目の疑惑が列挙されていた(表参照)。

パワハラについては、出張先の施設のエントランスが自動車進入禁止のため、20メートルほど手前で公用車を降りて歩かなければならなかった際、斎藤氏が「出迎えた職員・関係者を怒鳴り散らし、その後は一言も口を利かなかった」と記載していた。

また、商品の受領について告発文書は「斎藤知事のおねだり体質は県庁内でも有名」と指摘。斎藤氏が昨年8月、家電・調理器具メーカー「千石」(同県加西市)を訪問した際、同行した原田剛治・産業労働部長に対し、同社が贈与を申し出た高級コーヒーメーカーを秘書課に送らせるよう指示したとし、「みんなが見ている場所で受け取れるはずないやろ。ちゃんと秘書課に送るように言っておけ」などと原田氏に発言した生々しいやりとりが記されていた。

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