勤務先の同僚男性（２８）にけがをさせたとして、兵庫県警捜査１課は２６日、傷害の疑いで、兵庫県姫路市白浜町の建設会社員、松田我玖（がく）容疑者（２５）を逮捕、送検したと発表した。「両頬を複数回、平手打ちした」と容疑を認めているという。
男性は暴行後に容体が急変して救急搬送され、翌６日午後に死亡が確認された。司法解剖の結果、死因は急性硬膜下血腫とみられる。県警は暴行と死亡との因果関係を調べている。
逮捕容疑は６月５日午後８時半ごろ、同市北原の建設会社事務所で、男性の両頬を複数回殴打し、けがをさせたとしている。
同課によると、松田容疑者は男性の勤務先の先輩で、仕事で指示する立場だった。松田容疑者は動機について「普段の生活態度に腹が立った」などと話しているという。
松田容疑者は通報時などに「（男性が）階段から落ちた」と説明していたが、その後の調べで虚偽だったことが判明したという。