警察庁は7日、全国警察のサイバー担当の課長らを集めた会議を東京都内で開催した。露木康浩長官は、中国を背景とするグループによる情報窃取目的のサイバー攻撃や企業・団体に影響を与えるランサムウエアの被害が相次いでいるとし、「高度な専門知識と技術に基づき、他部門では対処困難なサイバー事案に果敢に取り組んでほしい」と訓示した。
会議には全国警察のサイバー担当の課長ら217人が出席した。令和4年、警察庁にサイバー警察局が発足して以降、毎年1回開催されている。
露木氏は、来年4月に開催される2025年大阪・関西万博について、「大阪府警以外の都道府県警も万博に乗じたサイバー攻撃の未然防止や対処に万全を期する必要がある」と指示した。