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23年前の1億円強盗事件でイラン国籍の男逮捕 拳銃発砲し現金輸送車襲撃、警備員が重傷

産経ニュース 2024年7月8日 12時17分

平成13年10月、東京都小平市の農協支店で現金輸送車が襲われて1億円以上の現金が奪われた事件で、警視庁捜査1課は強盗傷害の疑いで、イラン国籍の住居、職業不詳、ティムーリ・シャジャニ・モーセン容疑者(51)を逮捕した。警視庁は捜査本部を設置して全容解明を進める。

逮捕容疑は、共謀して13年10月3日午後3時半ごろ、小平市花小金井の「JA東京むさし花小金井支店」前の路上で拳銃を発砲し、現金輸送車へ現金の積み込み作業をしていた男性警備員の右脚に重傷を負わせた上、車内にあった現金計約1億220万円などを奪ったとしている。「やっていません」と否認しているという。

捜査1課によると、モーセン容疑者は事件の5日後に不法残留で日本を退去。その後に関与が浮上し、国際手配されていた。今月6日に偽造パスポートで関西国際空港に入国した男の指紋が、犯人の遺留品に残っていたものと一致。モーセン容疑者と判明したことから7日に逮捕した。

事件を巡っては、発生の11日後に不法残留で退去したイラン国籍の50代の男も関与したとみられ、警視庁は行方を追う。

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