在沖縄米海兵隊員の男が昨年11月、成人女性に性的暴行をしたとして今月8日に不同意性交致傷容疑で書類送検されたのを受け、沖縄県の玉城デニー知事は16日、外務省の宮川学沖縄担当大使と防衛省沖縄防衛局の伊藤晋哉局長を県庁に呼び、強く抗議した。
玉城知事は「極めて遺憾で、激しい怒りを覚える」と述べ、米兵による性犯罪が相次いでいることから「米軍が実施している再発防止策の実効性に強い疑念を持たざるを得ない」と強調した。
また、「米軍内の規律の在り方が問われる深刻な事態だ」とも指摘。事件覚知後は速やかに県に通報するよう改めて要請し、日米両政府で被害者に適切な補償を進めるよう求めた。