乗車したタクシーの料金を払わず、運転手を暴行して骨折などのけがを負わせたとして、警視庁野方署は21日、強盗致傷の疑いで、住所、職業不詳、宇賀神亮路容疑者(41)を逮捕した。「殴ったが、お金は払うつもりだった」などと容疑を否認している。
逮捕容疑は21日午前3時ごろ、東京都中野区内の路上で、タクシーの乗車料金1千円を支払わず、20代の男性運転手の顔面を殴るなどの暴行を加え、鼻の骨を折るなどの全治6週間のけがを負わせたとしている。
同署によると、宇賀神容疑者は飲酒した状態で同区内の飲食店前から乗車したが、ルートが違うなどと言って暴れ始め、車外に出て運転手を暴行。運転手が取り押さえ、「客がお金を払ってくれず、殴られている」と110番通報した。