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1月から行方不明、路上うろつき通報されて保護 逮捕の28歳無職男、山中に死体遺棄容疑

産経ニュース 2025年2月3日 19時21分

大阪府東大阪市山手町の山中で先月、男性の切断遺体が見つかった事件で、大阪府警は3日、男性の遺体を遺棄したとして死体遺棄容疑で、大阪市中央区日本橋の無職、大木滉斗(ひろと)容疑者(28)を逮捕した。「事実に間違いはない」と容疑を認めている。府警は男性の身元の特定を進めるとともに、大木容疑者が男性を殺害し、切断後に遺棄した可能性もあるとみて殺人と死体損壊容疑を視野に捜査している。

逮捕容疑は昨年12月28日ごろ、東大阪市山手町の山中にある空き家やその周辺で、男性の遺体を遺棄したとしている。

府警によると、現場付近の防犯カメラに同日夜、不審な人物が1人でキャリーバッグを引きながら山を登る姿が写っていた。複数の防犯カメラの映像を合わせる「リレー捜査」で、その人物が大木容疑者のマンションに出入りする様子を確認。大木容疑者は今年1月中旬から行方不明になっていることが判明した。

家族が行方不明届を提出したため、府警が行方を捜索していたところ、今月2日、和歌山県警から県内の路上を長時間うろついているとの通報があり、大木容疑者を保護したと連絡があった。駆け付けた府警の捜査員が大木容疑者を任意で事情聴取したところ、事件の関与を認めたという。

男性の遺体は警察官が1月25日午前に山中で発見。胴体から頭と両手、両足が切り離されており、衣服は身につけていなかった。司法解剖の結果、40代~50代前半の男性で、昨年12月下旬に死亡したとみられる。府警は現場からキャリーバッグも押収しており、詳しい経緯を調べている。

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