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沖縄県警、米海兵隊員を書類送検 不同意性交致傷容疑 県への情報共有初事例

産経ニュース 2024年9月5日 12時21分

成人女性に性的暴行を加えけがを負わせたとして、沖縄県警は5日、不同意性交致傷容疑で米海兵隊員の20代の男を書類送検した。県警は同日、県に事件の概要を伝達した。県内では在沖縄米兵の性的暴行事件が相次いで発覚。政府は7月、米軍が絡む性犯罪について例外なく県に伝えるよう情報共有の運用を見直したが、今回の事件で見直し後初めて情報共有が行われた。

県警や捜査関係者によると、海兵隊員の男は6月、沖縄本島内の施設屋内で成人女性に性的暴行を加えけがを負わせたとしている。女性を診療した医療機関の関係者が県警に通報した。男と女性は面識があったという。

県警は施設周辺の防犯カメラ映像を解析するなどして男が犯行に関与した可能性が高いと判断。米軍の管理下にあった男を任意で事情聴取した。

6月下旬に相次いで発覚した在沖縄米兵による性的暴行事件では、県警が被害者の「プライバシー保護」などを理由に事件を公表せず、外務省も報道で事件が発覚するまで県と情報を共有していなかったことから強い反発を招き、政党や市民団体が連日、外務省沖縄事務所に抗議する事態に発展していた。

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