新宿・歌舞伎町で焼き鳥チェーン大手「鳥貴族」系列店を装った店の客引き事件を巡り、店の営業を容認する見返りとして格安で暴力団の新年会を開催して酒類の提供を受けたとして、警視庁暴力団対策課は24日、東京都暴力団排除条例違反の疑いで、指定暴力団住吉会系組幹部、大塚陽太容疑者(38)ら2人を再逮捕した。
同課によると、新年会には約50人が参加。飲み放題で3時間滞在し、通常の客であれば代金は数十万円になるところを、数万円の支払いで済ませていた。大塚容疑者らはこの店からみかじめ料を受け取ったとして、今月、逮捕されていた。
会場となった居酒屋は今年1~2月、鳥貴族の系列店を装って客引きし、自分たちの店に連れ込んだとして摘発を受けていた。
再逮捕容疑は今年1月1日、歌舞伎町の居酒屋の営業を容認する見返りとして、この店で自身の組の新年会を開催し、場所と酒類の提供を受けたとしている。