女性2人から準強制性交致傷罪などで告訴され、不起訴となったサッカー・フランス1部リーグ、スタッド・ランス所属の伊東純也選手(31)について、大阪第2検察審査会(検審)が「不起訴相当」と議決したことが29日、分かった。議決は23日付。伊東選手の性加害疑惑を巡る捜査は終了する。
女性側が不起訴処分を不服として審査を申し立てたが、検審は議決理由で、捜査記録などを精査した結果、「処分を覆すに足りる証拠が認められない」と判断した。
伊東選手は令和5年6月に大阪市内のホテルで同意なく性行為に及んだとして女性側から準強制性交致傷罪などで告訴され、週刊新潮などに報じられた。伊東選手側もこの告訴が虚偽だとして女性2人を逆に告訴。大阪地検が昨年8月、双方を不起訴処分(嫌疑不十分)としていた。
虚偽告訴事件についても、検審は1月23日付で同じく「不起訴相当」と議決している。