大津市内のマンション新築現場で銅線などを盗んだとして、滋賀県警捜査1課と草津署などは27日、建造物侵入と窃盗容疑で、京都市山科区西野様子見町、建設業、北沢滉輝容疑者(25)と同区東野八反畑町、解体作業員、西田朋弘容疑者(46)を逮捕した。県警は交流サイト(SNS)などを通じて離合集散しながら強盗などの犯罪を繰り返す「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」による事件とみて全容解明を進めている。
逮捕容疑は、別の30代男と共謀して、昨年10月18日午後6時~同19日午前7時半の間、大津市内のマンション新築工事現場に侵入し、銅線75点(計約8千メートル)や電動工具用バッテリーなど計80点(時価約177万円)を盗んだとしている。
草津署によると、大津、草津両市や京都府宇治市のマンション建設現場で、昨年6月以降、約20件の同様の事件が発生しており、関連を調べている。