堀井学衆院議員の事務所や宿舎などで、１８日に一斉に行われた公選法違反容疑での家宅捜索。東京地検特捜部は、パソコンなどを押収し、分析を進める。
１８日午前１０時４５分、多数の報道陣が詰めかけた東京・永田町の衆院第２議員会館。４階の堀井議員の事務所に東京地検の係官十数人が到着すると、「東京地検です」と告げ、次々と中に入っていった。
捜索は午後４時前まで約５時間にわたり、係官らは段ボール数箱を台車に載せて運び出し、去っていった。
特捜部は、堀井氏の選挙区の北海道登別市の地元事務所でも、東京の事務所とほぼ同時刻に捜索を開始した。
係官約１０人が白いワゴン車などで到着。報道陣のシャッター音が一斉に響くなか、キャリーケースや段ボールを手に足早に事務所に入った。６時間以上捜索を続け、段ボール数十箱を２台の車に分けて載せて捜索を終えた。
このほか、東京都港区の議員宿舎と、登別市にある堀井氏の自宅の捜索も行われた。