薬物密輸グループの首謀者として大麻の密輸に関わったとして、警視庁薬物銃器対策課は大麻取締法違反(営利目的輸入)の疑いで、千葉市中央区栄町の指定暴力団稲川会系幹部、大岩正延容疑者(55)を再逮捕した。令和5年12月~6年4月、大麻や覚醒剤など末端価格で約5億円相当を密輸したとみられているという。
薬銃課によると、この密輸グループでは、これまでに受け取り役、運び役など計40人を逮捕しているといい、供述などから大岩容疑者が首謀的立場で関与していることが浮かび上がったという。
逮捕容疑は、氏名不詳者らと共謀して6年2月、タイから大麻を含む植物片約3キロ(末端価格約1500万円相当)を国際便で千葉市内の県営住宅宛てに発送し、羽田空港から密輸したとしている。薬銃課は認否を明らかにしていない。