沖縄県宜野湾市の松川正則市長（７０）が２６日、出張先の東京都内で死亡しているのが見つかったことを受け、玉城デニー知事は同日午後、記者団の取材に応じ、「突然の訃報で大変びっくりしている。聞いたときは言葉にならなかった」と語った。
玉城氏は、米軍普天間飛行場の移設を巡り松川市長と面談した際、松川市長から「玉城知事と自分とは考え方が違う点があるかもしれないけど、知事は県民、市長は市民のためを考え取り組んでいけると思うので、一緒に頑張っていきましょう」と声をかけられたと振り返り、「大変情が深い方だった」と悼んだ。
一方、自民党沖縄県連の島袋大会長は「普天間飛行場の返還問題にはまさに命を賭して取り組まれた。そのご功績は多大なものがあり、衷心より敬意を表しますとともに、生前のご労苦に対し厚く感謝を申し上げる」とのコメントを出した。