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堀井学衆院議員の東京・北海道の事務所を家宅捜索 東京地検特捜部 公選法違反疑い

産経ニュース 2024年7月18日 10時52分

自民党の堀井学衆院議員(52)=比例北海道、当選4回=が自分名義の香典を秘書を通じて配っていた疑いがある問題で、東京地検特捜部は18日午前、東京・永田町にある堀井氏の衆院議員会館事務所や北海道登別市の地元事務所の家宅捜索に入った。特捜部は香典配布が公選法違反(寄付行為)にあたる疑いがあるとみて捜査している。

特捜部は今年に入り、堀井氏の元秘書ら複数の関係者を任意で事情聴取。元秘書らは堀井氏の指示で香典を配ったと周囲に説明しており、特捜部は供述の裏付けなどのために強制捜査に踏み切ったとみられる。

関係者によると、堀井氏の元秘書らは令和4年前後、選挙区内の有権者が関係する複数の葬儀に堀井氏の代理として参列。堀井氏名義の香典を渡していた疑いがある。

金額は1万円を超える場合もあり、故人の枕元に飾る枕花を贈るケースもあった。堀井氏は元秘書の反対を押し切って配布を継続したという。

公選法は政治家が有権者に金銭や物品を提供することを禁止。政治家本人ではなく、秘書や家族が参列して政治家名義で香典を渡せば50万円以下の罰金を科される。

堀井氏は安倍派から還流された計約2千万円を自身の政治資金収支報告書に記載していなかったことが判明。今年6月に次期衆院選への不出馬を表明していた。

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