Infoseek 楽天

「また運休」困惑する乗客 台風10号で東海道新幹線再び計画運休、東京駅

産経ニュース 2024年8月30日 16時49分

台風10号の影響で東海道新幹線は三島-名古屋間の終日運転見合わせを事前に決定し、30日は午前中から東京-三島間も運転を取りやめた。今月中旬の台風7号に続く計画運休に利用者らは困惑を隠せない様子だった。

JR東京駅では改札が一部閉鎖され、駅員が利用客を案内する姿や、スーツケースを持った人々が窓口に並ぶ姿が目立った。

出張先の仙台から大阪へ帰る途中だった大阪市阿倍野区の会社役員、田中信也さん(69)は29日の運休で急遽(きゅうきょ)神奈川県内に宿泊。「運休になるのは仕方がないが今日中には帰りたい」と話し、北陸新幹線と特急を使って帰宅するという。

旅行で東京を訪れていた岐阜県多治見市の教員、潮崎友香さん(54)は「週明けには学校が本格的に始まるので早く帰りたいが、手段がない」と肩を落とした。

出張先の東京から名古屋に帰る予定の島根県安来市の男性会社員(48)は新幹線の計画運休を知り、高速バスを予約したが当日に運行中止の連絡があったという。「ここまで影響があるとは思わなかった。明日も帰れないかもしれない」と沈んだ声で話した。

この記事の関連ニュース