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死亡男児の泳力に問題、学校側が事前に把握 高知のプール事故

産経ニュース 2024年7月6日 15時13分

高知市立小学校の男子児童が5日の水泳授業中にプールで溺れ死亡した事故で、学校側は男児の泳力に問題があることを事前に把握していたことが6日、分かった。男児が通う市立長浜小のプールは設備の故障で使用できず、4~6年生はより水深のある市立南海中のプールで授業していた。

市教委によると、5日午前11時前、泳ぎの練習をしていた4年生の男児が深さ約130センチのプールサイド付近で溺れているのを、他の児童2人が見つけ引き上げた。当時、プールには児童36人と教員3人がいた。教員らは、男児が引き上げられるまで溺れたことに気付かなかったという。

男児は泳ぎが得意でないグループで練習していた。市教委の6日の説明によると、男児は事故前にも同じプールで教員に水中で抱きかかえられたことがあり、教員は校長に男児の泳力に問題があると伝えていた。

溺れた場所は、小学校のプールの最も深い水深よりさらに10センチほど深かったという。

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