国土交通省近畿地方整備局と大阪管区気象台などは6日、強い寒気の流れ込みで近畿中部の平地などでも8日にかけて大雪となる恐れがあり、広い範囲で高速道路が通行止めとなる可能性があると発表した。整備局は大雪が予想される地域への不要な外出を控えるよう呼びかけている。
気象台によると、近畿地方では8日にかけて、日本海側を中心に上空1500メートル付近にマイナス9度以下の強い寒気が流れ込む見通し。その影響で、8日正午までの24時間降雪量は、福井や近畿北部・中部の山地の多い所で70センチ、平地で15~40センチにのぼり、南部でも山地で20センチ、平地で3センチが予想されている。
整備局は、7日深夜以降に東名・名神高速の小牧ジャンクション(JCT)-京都東インターチェンジ(IC)や北陸道の米原JCT-敦賀IC、新名神高速や名阪国道などで通行止めとなる可能性が高いと発表。各地の道路で積雪や路面凍結によるスリップ事故や立ち往生が懸念されるとして、「冬用タイヤやチェーンを装着し、急ハンドルやブレーキを控えてほしい」と呼びかけている。