奈良県は2日、同県十津川村西中で1日に土砂崩れが発生して国道425号通行止めとなり、同村小山手の集落が孤立したと発表した。同村によると、孤立したのは17世帯20人。6月29日に今回の現場から南西に約3キロ離れた同村小坪瀬の国道425号でも土砂崩れが起きて通行止めになっていた。
奈良県警五條署によると、法面が高さ約12メートル幅約8メートルにわたり崩れた。
県によると、1日午後5時ごろバス会社から連絡があり判明。17世帯では急病人は確認されておらず、ライフラインは維持されている。食糧の備蓄もあるという。県は現場の状況を確認し、復旧方法を検討する。問題がなければ土砂を取り除き、孤立は解消される見込み。