大雪への警戒が続く中、高齢者らによる除雪作業中の事故が多発していることを受け、国土交通省はホームページで「雪下ろし安全10箇条」を公表し注意喚起を続けている。
同省によると、屋根の雪下ろしなど除雪作業中の事故は、雪の多い年には年間1千件以上発生し、100人以上が死亡。死亡事故の8割は65歳以上の高齢者という。
「10箇条」は、ヘルメットや命綱など安全な装備で作業することが最重要と強調。事故防止のポイントとして、2人以上で作業をすることや、はしごを固定すること、足場の確認を行うことなどを推奨。
また、万一転落した際、下に雪があればクッションになって被害を軽減する効果が期待できるため、建物の周りに雪を残して雪下ろしをすることも呼びかけている。