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「当たり前の生活一瞬で崩壊」紀伊半島豪雨13年 11人死亡・行方不明の奈良・五條で慰霊祭

産経ニュース 2024年9月4日 12時8分

平成23年の紀伊半島豪雨から13年となり、11人の死者・行方不明者が出た奈良県五條市で4日、地元自治会による慰霊祭が行われた。大量の土砂が集落を襲った大塔町宇井地区の慰霊碑前で、住民ら約80人が手を合わせ、犠牲者らを追悼した。

冒頭に出席者が黙禱(もくとう)をささげた後、平岡清司市長が「紀伊半島豪雨で当たり前と思っていた生活が一瞬にして崩壊した。遺族の胸中は察するに余りあり、冥福をお祈りする」と追悼の辞を述べた。

同地区自治会の三木栄次会長(65)は「13年たっても当時の光景は今も目に焼き付いている。風化させないよう、式典を通じて語り継いでいきたい」と語った。

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