石川県輪島市の商業施設で開かれている「出張輪島朝市」では29日、年末や正月用の食材を求める買い物客らでにぎわった。輪島朝市は能登半島地震による火災で大きな被害を受け、7月以降は商業施設の営業日に合わせて出張輪島朝市が開催されている。
この日は正月飾りや海産物、輪島塗など約30店が出店。店員は「来年はよい年にしようね」などと買い物客に声をかけていた。東京都品川区の金子友香さん(23)は以前も訪れたという店で輪島塗の箸を購入。「正月から使いたいです。朝市のおじちゃんおばちゃんも元気そうでよかった」と話していた。