強い冬型の気圧配置が続き、10日は北日本から西日本の日本海側を中心に各地で大雪となった。影響は昨日告示されたばかりの山形県知事選も直撃し、しばし〝休戦〟状態になった。
現職の吉村美栄子氏(73)は県北から県西への遊説日程を変更し、県庁で臨時対策会議を開催。招集した県幹部に、各自治体と連携しながら万全の態勢を取るように指示した。
福島県白河市の自宅から毎日通って選挙活動を行っている新人、金山屯氏(84)は山形新幹線が午前中、全線で運休となったため、山形駅前での遊説を中止。自宅待機を余儀なくされた。
県内は12日正午までの48時間で平地で40センチ、山沿いで70センチの積雪が予想され、両陣営ともに選挙戦略の見直しを迫られることもありそうだ。