国土交通省近畿地方整備局が制作した「阪神・淡路大震災30年」のロゴマークが23日、神戸市中央区の兵庫国道事務所で披露された。来年1月の震災から30年の節目にあわせて企画。今後、防災関連イベントや訓練で活用される。
兵庫県内の大学生が結成した防災や救命の訓練に取り組む団体「117KOBEぼうさい委員会」が作成に協力。メンバーの学生がデザインを提案した。ロゴマークは「手を合わせて命を守る」という思いを込め、海の青、山の緑、人や生活をイメージしたオレンジを組み合わせ、ハートをかたどるデザインとなっている。
同事務所ではこの日、ロゴマークの贈呈式を開催。堤英彰所長は「災害から国民の命を守り、過去の災害で得た教訓を将来につなぐという観点で学生の皆さんに協力してもらった」と話した。