カー用品チェーン大手「イエローハット」の創業者、鍵山秀三郎(かぎやま・ひでさぶろう)さんが2日、死去した。91歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は長男、幸一郎(こういちろう)さん。後日、お別れの会を開く予定。
昭和36年に前身のローヤルを創業し、社長に就任。業界第2位の上場企業に成長させた。平成10年に取締役相談役となり、20年に退任した。
「掃除をすると①気付く人になれる②謙虚な人になれる③感動の心がはぐくまれる④感謝の心が芽生える⑤心が磨かれる」がモットーで、NPO法人「日本を美しくする会」を設立して掃除の大切さを全国や海外に広めた。学校現場での素手でのトイレ掃除は賛否も呼んだ。
「美しい日本の憲法をつくる国民の会」代表発起人や日本教育再生機構顧問なども務めた。