フジテレビの人気ドラマなどを手掛けた元共同テレビ社長、岡田太郎（おかだ・たろう）さんが3日、胆嚢がんのため東京都内の病院で死去した。94歳。葬儀は家族葬で執り行った。喪主は妻で俳優の吉永小百合さん。後日、お別れの会を予定している。
東京都出身。昭和33年にフジテレビに入社し、「日日の背信」「からみ合い」などのドラマを制作。39年に吉永さんの主演映画「愛と死をみつめて」のドキュメンタリー番組を、41年に吉永さん主演のドラマ「また逢う日まで」を制作した。48年には吉永さんと結婚した。
56年に「時代劇スペシャル」のプロデュースを担当。60年から共同テレビ取締役となり、社長、会長を歴任した。
岡田さんの死去について、吉永さんは以下のコメントを発表した。
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夫 岡田太郎は、昨年12月に胆のうがんと診断され、化学療法の治療を受けていましたが、転移もあり、症状が進んで、他界致しました。
病気に対しては、回復をめざして常に前向きでしたが、9月3日、94才で永眠いたしました。大往生だと思います。
私は地方での仕事を終え、病院に駆けつけ、傍に寄り添って看取ることが出来ました。
生前の皆様のご厚情に深く感謝し、心からの御礼を申し上げます。
吉永小百合