元フィギュアスケート選手、リチャード・バットンさんが30日、95歳で死去した。バットンさんは、五輪でフィギュアスケート男子を連覇した羽生結弦さんの先駆者で、羽生さんを励まし続けた。
バットンさんは1948年サンモリッツ、52年オスロ五輪で連覇を達成した。世界選手権で5度優勝し、引退後は解説者を務めた。76年に世界フィギュアスケート殿堂入りした。
羽生さんが2014年ソチ、18年平昌と五輪連覇を達成したのはバットンさん以来、66年ぶりだった。
バットンさんは当時、ツイッター(現X)で「ブラボー、ハニュウ。記録は並ばれるためにある」と祝福し、「4回転サルコー、美しく、余裕があり、軽やかだ」「ゴージャス…」と絶賛。自筆のメッセージも寄せていた。