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声優の大山のぶ代さん死去、90歳 人気アニメ「ドラえもん」のドラえもん役

産経ニュース 2024年10月11日 13時26分

アニメ「ドラえもん」のドラえもん役として知られる声優の大山のぶ代(おおやま・のぶよ=本名・山下羨代=やました・のぶよ)さんが9月29日に老衰のため死去したことが11日分かった。90歳だった。

昭和8年、東京都出身。演劇の道を志し、昭和31年にドラマ「この鐘」に出演。翌32年にドラマ「名犬ラッシー」の吹き替えで声優としてデビュー。40年にアニメ「ハッスルパンチ」で主人公のパンチを演じた。その後も、アニメ「ハリスの旋風」の石田国松や、「無敵超人ザンボット3」の神勝平など、ハスキーで特徴的な声を生かした役で活躍した。

夫でタレントの砂川啓介さんとは、39年に舞台の共演が縁で結婚。おしどり夫婦として知られた。

代表作の54年から始まったアニメ「ドラえもん」では、未来から来たロボットのドラえもんを演じ、独特の間延びした話し方のキャラクターを確立。平成17年に降板するまで、26年間にわたって多くの視聴者から愛された。

同年に放送ウーマン賞を受賞。19年4月には音響芸術専門学校(東京都港区)の校長に就任した。

22年にゲーム「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生」のモノクマ役で声優として復帰したが、24年にアルツハイマー型認知症の診断を受けた。闘病生活を支えていた砂川さんは29年に尿管がんで死去。近年は老人ホームで暮らしていた。

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