令和6(2024)年も、国内、海外問わず多くの著名人が惜しまれながら亡くなった。産経ニュースが配信した記事とともに、鬼籍に入られた方々を月ごとにしのぶ。8月に世界を駆け巡ったのは、二枚目俳優の代名詞として知られたアラン・ドロンさんの訃報。産経新聞「朝の詩」の選者を長年務めた新川和江さんも泉下の人となった。
【 8月 9日】グラフィックデザイナー、田名網敬一さん(88)
武蔵野美大在学中からデザイナーとして活動し、卒業後は博報堂に入社するが、まもなく退社。極彩色のポップな画風のイラストレーションや、アートディレクション、アニメーションなどジャンルを横断して活躍した。
【 8月10日】詩人、新川和江さん(95)
西條八十に師事し、戦後、本格的な詩作活動に。主婦感覚を大切にした詩作は高く評価され、「ローマの秋・その他」で室生犀星詩人賞、「ひきわり麦抄」で現代詩人賞を受けた。産経新聞1面「朝の詩」選者を36年間務めた。
【 8月17日】フォーク歌手、高石ともやさん(82)
メッセージ性の強い歌詞をギター1本で歌うスタイルで、学生や労働組合の集会で演奏。レコードデビューは昭和41年の「かごの鳥ブルース」。43年発表の「受験生ブルース」が大ヒットした。
【 8月18日】俳優、アラン・ドロンさんさん(88)
パリ郊外に生まれ、1957年に「女が事件にからむ時」で俳優デビュー。60年の「太陽がいっぱい」で主人公を演じ、世界的スターとなった。その後も代表的な二枚目俳優として数々の映画に出演した。