フリーアナウンサー、小倉智昭さん(77)の所属事務所「オールラウンド」が10日、同社のホームページでコメントを発表し、小倉さんが9日に死去したことを公式に発表した。死因は膀胱がんだったとしたうえで、小倉さんを「仕事に対する意欲が強く、先日まで積極的に仕事をこなす姿が目に焼き付いています」と振り返った。
コメントによると、小倉さんは平成28年に膀胱がんが発覚して以降、病魔と闘ってきた。30年に膀胱を全摘出したが、3年後の令和3年には肺へ転移。5年には腎臓がんも見つかり、左腎臓の摘出手術を受けた。入退院を繰り返す中、先月には腰痛を訴え、骨盤などへのがん細胞の転移が見つかったという。
コメントでは、「今月に入り体調が急変し、昨日(9日)家族に見守られながら自宅にて息を引き取りました」と説明した。葬儀は家族葬で執り行い、後日「お別れの会」を開く予定だという。