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西田敏行さん死去で「西遊記」初期メンバーは堺正章さんのみに 地元・福島弁で猪八戒役

産経ニュース 2024年10月17日 14時45分

17日、東京都内の自宅で死去したことが分かった俳優の西田敏行さんは、長年のキャリアの中で数々の舞台や映画などに出演した。特に昭和53年から始まった日本テレビ系ドラマ「西遊記」では、オリジナルメンバーとして猪八戒役を担い、お茶の間の絶大な人気を博した。

ドラマ「西遊記」は中国の古典小説を題材に、当時としては画期的な大規模な中国ロケを交えながら製作された。孫悟空役を堺正章さん、三蔵法師役を夏目雅子さん(昭和60年に27歳で死去)、沙悟浄役を岸部四郎さん(令和2年に71歳で死去)がそれぞれ務めた。猪八戒は中国の豚の妖怪という設定だったが、西田さんの出身地である福島弁で「アニキィ」と江戸弁の孫悟空に語り掛け、京都弁の沙悟浄も交えコミカルなアドリブを展開するという型破りのドラマだった。

昭和63年から平成21年まで全22作の映画「釣りバカ日誌」では、主役の浜崎伝助役を務めた。建設会社の万年ヒラ社員という設定で、同社の会長ながら釣りの世界では弟子とする鈴木一之助役の三国連太郎さんと長年タッグを組んだ。三国さんは平成25年に90歳で死去しており、「ハマちゃん」「スーさん」の愛称で親しまれた2人がこの世を去った形になった。

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