地域政党「大阪維新の会」は28日、公認する大阪府岸和田市の永野耕平市長が、政治活動で関わりのあった女性から性的関係を巡って提訴された民事訴訟で、解決金500万円を支払うことで和解したことについて、党内の綱紀委員会で調査することを決めた。
同日、パリから帰国し関西国際空港で記者団の取材に応じた吉村洋文代表は「事実関係が把握できていない」とした上で「報道では政治的な立場を利用していたとされている。（永野氏）本人から事情を聴きトップとして判断する」と述べた。
女性の代理人によると、女性は5年前に永野氏と知り合い、令和3年1月ごろまで「性行為を強要され、継続して性的な加害行為を受けた」と主張。心的外傷後ストレス障害（PTSD）を発症し、同年春には休職を余儀なくされた。一方、永野氏側は訴訟で「同意があった」と反論していたという。（山本考志）