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「ルフィ」事件 狛江強盗致死は「職業的犯行」 実行役に懲役23年判決

産経ニュース 2024年9月6日 18時0分

「ルフィ」と名乗る男らが指示したとされる広域強盗事件のうち、東京都狛江市の住宅で当時90歳の女性を暴行して死亡させるなどしたとして、強盗致死罪などに問われた無職、中西一晟(いっせい)被告(21)の裁判員裁判の判決公判が6日、東京地裁立川支部で開かれた。杉山正明裁判長は「組織性、計画性の高い職業的な犯行。犯行態様は悪質極まりない」として、懲役23年(求刑懲役25年)の判決を言い渡した。

弁護側は「女性をバールで殴ることを知らされていなかった」として、女性を死亡させたことについては否認していた。

杉山裁判長は、共犯者が女性を殴るのを目撃した被告が異を唱えなかったことなどから、暴行が被告にとって「想定の範囲内だった」とし、強盗致死罪の共謀が成立すると判断。また、女性を縛るなど「犯行に積極的に関与した」と指摘した。

判決によると、被告は他の実行役と共謀して令和5年1月19日、女性宅に侵入して暴行を加え、腕時計などを奪い、死亡させるなどした。被告は当時19歳で、少年法の「特定少年」として起訴時に氏名が公表された。

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