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「ルフィ」広域強盗 東京・狛江女性死亡事件初公判で実行役が一部否認

産経ニュース 2024年8月21日 11時15分

「ルフィ」と名乗る男らが指示したとされる広域強盗事件のうち、令和5年1月に東京都狛江市の住宅で当時90歳の女性を暴行して死亡させるなどしたとして、強盗致死罪などに問われた無職、中西一晟被告(21)の裁判員裁判の初公判が21日、東京地裁立川支部(杉山正明裁判長)で開かれた。中西被告は「強盗のみ認めます」と述べ、女性を死亡させたことについては否認した。

全国で相次いだ広域強盗で狛江事件は唯一、被害者が死亡した。渡辺優樹被告(40)やルフィを名乗ったとされる今村磨人被告(40)らが狛江事件を含む複数の事件で指示役として逮捕、起訴された。

検察側は冒頭陳述で、被告は女性の両手首を結束バンドで縛り、体を押さえる役割を果たしており、強盗致死罪が成立すると主張した。

弁護側は、女性をバールで殴ったのは他の実行役2人で、被告は共謀していないと反論した。

起訴状によると、被告は他の実行役と共謀して5年1月19日、女性宅に侵入して暴行を加え、腕時計などを奪い、死亡させたなどとしている。

被告は犯行当時19歳。「特定少年」として起訴時に氏名が公表された。

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