3月8日から9月7日まで東京・豊洲の「ラムセス・ミュージアム at CREVIA BASE Tokyo」で開催される特別展「ACN ラムセス大王展 ファラオたちの黄金」(主催・ラムセス大王展実行委員会=産経新聞社など)の報道発表会が23日、都内で開催された。
紀元前13世紀に在位した古代エジプトの王(ファラオ)、ラムセス2世の偉業を物語る最大級のエジプト政府公認世界巡回展がアジア初上陸。エジプト考古最高評議会の特別支援のもと、保存状態のよい一級品180点が展示される。
中でも注目はラムセス2世の姿をかたどった棺。貴重な香木・レバノンスギで作られ、その緻密な細工は古代エジプトの高い芸術性と技術力を今に伝える。この世界巡回展でエジプト国外初展示となる荘厳な石灰岩の巨像も必見。また、プロジェクションマッピングと組み合わせた有名な「カデシュの戦い」の再現など、映像と音響、照明を駆使した没入型の演出も見どころだ。
「最高、最大の展覧会」ザヒ・ハワス氏
会見では、本展グローバル・キュレーターで世界的考古学者のザヒ・ハワス氏が「未盗掘の墓から発見された黄金など一級品を見られる最高、最大の展覧会」と語った。また、同ジャパン・キュレーターの考古学者、吉村作治氏も「これだけの規模はまれ。エジプトが所蔵する本物を鑑賞できる」と太鼓判をおした。
また、当日はお笑いコンビ「チョコレートプラネット」の長田庄平さん、松尾駿さんも登場し、場を盛り上げた。