生命感あふれる動物たちを描いた「石村嘉成展 ~いのちの色たち~」(産経新聞社など主催)が神戸市中央区の兵庫県立美術館ギャラリーで12日から開幕するのを前に11日、内覧会が開かれた。
幼いころに自閉症と診断された石村さんは絵の才能を見いだされ、国内外で多くの賞を獲得するまでに。石村さんの描く動物は鮮やかな色彩やキャンバスから飛び出すような躍動感が特徴だ。生物の進化を描いた全長26メートルの大作「Animal History」は圧巻で、約290点の作品すべてに生命への賛歌があふれている。
石村さんは「亡くなった母と訪れた思い出の神戸で作品展が開けてうれしい。ぜひ関西の方々に見ていただきたい」と意気込みを語った。公式スペシャルサポーターを務めるタレントの森泉さんは「優しさあふれる絵に心が癒やされる。見ごたえたっぷりなので足を運んでもらえたら」と呼び掛けた。
12月8日まで。月曜休館(祝休日の場合は翌日)。午前10時~午後6時(入場は閉館30分前まで)。詳細は展覧会公式サイト=2次元コード。