神奈川県内を主な活動拠点とする書家らが、会派や流派を超えて作品を展示する公募展「第39回21世紀国際書展」(産経新聞社、21世紀国際書会主催)が10日、横浜市民ギャラリー(同市西区)で始まった。漢字やかな、少字数など多彩な作品が展示されており、訪れた人はそれぞれの作品の奥深さを堪能していた。14日まで。
会場には、最高ランクとなる同書展グランプリや自由民主党総裁賞、中国大使館文化部賞、韓国大使館韓国文化院賞といった特別大賞などの受賞作をはじめ、計約430点が並んでいる。自民党の岸田文雄総裁(首相)の特別賛助出品も紹介されている。
この日会場を訪れた相模原市長賞を受賞した福井雅仙さんは、特別大賞の作品を見ながら、「筆をどう置いて、どう見ながら、どんな呼吸をして書かれているのか。すごく興味を持ちました」と話した。
入場無料。開場時間は午前10時から午後6時(最終日は同4時)。授賞式・祝賀会は13日に「HOTEL PLUMM(プラム)」(同市西区)で行われる。